人の優しさに触れた日

息子が風邪をひいて鼻水を垂らしていたから病院へ。内科・外科・小児科が一緒になっている病院でご高齢の患者さんが多いけど、アットホームな雰囲気で通いやすいところ。

 

呼ばれて、中待合に行くとおじいちゃんが待っていて、

「なんやー、赤ちゃんが悪いんか?」

と尋ねてきたので、

「そうです、鼻水が出てきたので診てもらおうと思って。」

と答えた。すると、

「そんなら、先診てもらいー。待っとんのかわいそうやで。」と言って頂けたが、そんなの申し訳ないし、おじいちゃんの次だし、と思って「大丈夫ですよ(^^)お気遣いありがとうございます♪ 」

と断った時に、おじいちゃんが呼ばれた。

おじいちゃん、すかさず看護師さんに、

「俺は後でえぇ。この子、先に診たってくれー。」と。

看護師さんはおじいちゃんと顔なじみだから、

「〇〇さん、後でいいの?」

「あぁ、えぇ、えぇ。」と会話が繰り広げられ、「じゃあ息子くーん」と呼んで頂き、お言葉に甘えて先に診てもらった。

 

申し訳ない気持ちと有り難い気持ちで診察を受け、再度おじいちゃんに息子とお礼を言った。

満面の笑みで息子に手を振ってくれたおじいちゃん。そこで息子も笑顔で手を振り返してくれたら最高なんだけど…

 

無表情。( ̄(工) ̄)

 

(息子よ…笑え笑えー‼︎)

(笑えないならせめてバイバイだけでもしてー)

って、心の中で念じたけど無理だよね(^^;; 息子にはインプットされていないおじいちゃんだから(笑)仕方ない。息子の手を持って、バイバイを促した。

会計待ちの間に、おじいちゃんとまた会って昔話を聞いて…なんだかほっこりした時間だった(^^)